少し、SFの話をしよう

今日、母上がテレビのチャンネルを変えるときに地球外生命体がどーたらこーたらの番組があったのだけれど、以前のような好奇心というか胸躍るというか、同じクラスの人が突然自分しかしらない様なバンドの名前を口にしたときの猛烈に話に入っていきたい感覚が無いんよねぇ…。一昔前なら意地でもチャンネル変えて貰ったのに…。そう言う番組って似たり寄ったりな気がするってのも有るけれどもねぇ…。


何というか、あたしはSFチックなことでも可能性が0%で以上はいつか実現すると言うような立ち位置でそういう番組とかを見ていたんです。スタンス。でも、最近はそれが実現しなくても別に良いと思うようになったんです。覚悟と言うか諦めと言うか何と言うか…。


ところで、あたしは最近SF漫画にゾッコンなんです。何が面白いかというと、作家さんによって同じSFってカテゴライズされる筈なのに世界観が全然違うところが。宇宙世紀ど真ん中だったり宇宙がまだまだ遠い場所だったり、とてもコミカルなロボットが出てきたりとても理論的にアンドロイドの精神を構成するものを描いていたり。科学力で人類を幸福に導く物語だったり、科学によって破滅した世界で幸福を探す物だったり。


それでそんな漫画を色々と読むようになって、あたしのなかの科学のとらえ方が変わっていったのだと思います。非優等生っぽく言うと、別にコレが実現しなくても他の物があるしと思うようになって。要するに、技術・科学が進歩しようとしなかろうと、どうせ時代はどっかの方向には向かうんだし、あたしゃそれに眺めるなり関わるなり好きなようにすりゃええんよぉ〜、って感じですね。


…それでも悲しいんだけれどもね。アンドロイドや他惑星旅行のない未来って…。あたしの夢は『機動エレベーターの定期券を買って毎月宇宙に地球を見に行ってお酒呑んでドンチャン騒ぎする』ってことで通してきたし…。


ついでにもう一話。あたしの好きな上海アリス幻樂団と言うサークルのCDに『大空魔術』と言うものがあるのです。それでそのCDのジャケットの中で、物理学は既に哲学の世界に入った的なセリフがあるのです。予測したことを観測するためのエネルギーが莫大になりすぎたとかで。一応、このCDは近未来の事と言うことになっているし、作曲者兼ライターも芥川竜之介バリにアイロニーを飛ばしてくるような人なので、実際にそうなっている訳じゃないしそうなる予定もないけれど、何か無性にそんな時代になっているように思えてねぇ…。多分このCDは、あたしに『唯ぼんやりとした不安』を落としているよ…。




出来たら、これに民俗学の話とかも絡ませたかったのだけれど体力的に又別の機会に
にほんブログ村 自傷・リストカット
にほんブログ村 中高一貫高校生