ねこむすめ道草日記

ねこむすめ道草日記? 限定版(リュウコミックス)

ねこむすめ道草日記? 限定版(リュウコミックス)

この漫画は前々から気になっていたけれど、読むべきか迷っていた本でした。絵は好みだけれど、内容のない漫画だと読み進めるのがかなり辛いものがありますし…。それで長い間買い渋っていました。だけれどもこの前本屋に行ったとき、初版限定版ということで同人誌が付いてくるのを見つけて。それでその日から、暫くハムレットよろしく買うべきか買わざるべきか悩み続けました…。ただでさえ日頃の漫画の暴れ買いで金欠な上に、限られたお金でそれを買うとしたら、本を一巻から買わないって禁忌を犯すことになるのです…。別に『クッキングパパ』とかは父が買ってくるのを飛び飛びに読んでいるのですけれど、やっぱり自分の手でそれをやるのだと思うと…。しかし、飛ばし読みも又一つの読み方。むしろこっちのほうが漫画を読み返すサイクルが良い具合に乱れて、長い時間楽しみやすい筈。それに何よりも、漫画のおまけに漫画が付いてくるのです。一漫画好きとして迷うべきではありませんでした!


…そんなこんなで買ってきたのが『ねこむすめ道草日記』。何となく凄く妖怪漫画らしい漫画でした。妖怪が多分概ね伝承に忠実でそれを生かした展開が多くて妖怪好きとしては嬉しい作品です。それに、その妖怪の生まれた背景等のような堅苦しいことは書いていないので、むしろ妖怪に興味のない人に読みやすい作品かも知れません。あと、線がはっきりと濃いけれど、その分描き込みが薄いって訳でもなくてとても見やすいし、起承転結がハッキリした一話完結物で、展開にも諄いところとかが無くて、誰にでも楽しく読んで牧歌的な気分に浸れると思います。




何か面白い漫画を探しているなら、とりあえずこれでも


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