あたしの大好きな千石先生
あたしの昔の夢は千石正一先生のような学者になることが夢だった
昔、夢中になって見ていた番組に「どうぶつ奇想天外！」と言うのがあって、その番組の特集で時々出ていたのが千石先生
専ら爬虫類・両生類の紹介とかしていたので、あたしが爬虫類・両生類好きなのはそのせいかもしんない
番組の内容は殆ど覚えてないけど、爬虫類・両生類と千石先生が面白かったことは覚えている
小さい頃のあたしは図鑑とかをそこそこ持っていたせいか化学生物オタクだった
いや、子供の場合は化学生物博士と言った方が可愛らしいか
とは言う物のこの年になって図鑑を読み返してみると、文章を全く覚えてないので多分文字は適当に読み飛ばしていたのだろう…
ともかく動物の不思議な姿形が好きだったので、安直に動物博士になりたいと思っていたのだ
小学校中学年になると中学受験とゲームに忙しくて、そんな夢の事は忘れてしまったが相変わらず科学は好きだった
御陰で理科のテストだけはいつも高得点だった
他のは勿論酷かったけど…
それで今日、カエルの絵でも描こうと思って図鑑を開いたら千石先生のことを思い出したわけだ
それにしても動物の絵って難しい…
動物博士ねぇ…
今のあたしの目標は民俗学者だけど、成るとしたら生物学者の方が受け皿は大きそうだし収入も見込めそう…
…妖怪・生き物博士なんておもしろい肩書きじゃないだろうか
動物と人間の関係を妖怪の知識を交えて説明できたらとても面白いのじゃないかと思う
博士号を二つ取得…
決して不可能な事ではないね…
成ってやろうじゃないの、千石先生みたいな素敵な先生に！
